弁膜症患者の日記

僧帽弁閉鎖不全症(前尖の逸脱症) を治療する過程

弁膜症手術から約4年が経過

現在の状況と、手術に関する重要な記録を書き忘れていたので書き残しておく。

 

 

 

私の手術は朝10時~夕方5時か6時くらいまで続いたらしい。

弁形成手術では、3回だけチャレンジがあり、1回のチャレンジで「心肺停止(人工心肺装置)→形成→心臓に血液を戻して心肺再開→逆流具合をチェック」までをセットでおこなう。

もし最後の逆流具合のチェックで問題が見つかったりや改善の余地があれば、またこの一連の流れを繰り返す。

患者の体力的に、3回が限度と言われており、私の場合は3回目のチャレンジまでやったとのこと。

事前に、難しい手術と聞いていたので形成が成功するだけでもありがたいこと。

目が覚めたのは夜の11時か12時ごろ。

 

 

 

4年たった現在では、1年に一度の心エコー検査。

midレベルの逆流はずっとあるが、悪化していないので良い方なのだと思う。

また、心電図検査でもC判定の異常が毎回見られる。

自覚症状としては不整脈とまではいかないが、期外収縮が1日に何度もあり、その頻度が増えているのが気になっている。

 

医者が言うには運動もまったく問題なくして良いとのことだが、心拍数を上げると期外収縮が起きやすく、気持ちが悪いのであまり筋トレや激しい運動をする気にならない。

 

また、弁膜症患者のブログでも散見された症状に閃輝暗点が挙げられていたが、私も手術後から閃輝暗点が1ヶ月に一度くらい定期的に現れるようになった。ここ最近、ようやく2,3ヶ月に一度くらいに頻度が落ちてきた。ただ、医者に言っても、閃輝暗点と心臓との関連性は認められておらず眼科に行けとのことだった。

 

 

担当医から去年言われたアドバイスが結構重要なことで、もっと早く教えてほしかったことがある。

それは、カゼ、怪我、虫歯が弁膜症形成手術後の患者にとってもリスクになるということ。

理由までは聞かなかったが、おそらく心内膜炎のリスクではないかと思う。

心内膜炎リスクは重度の弁膜症患者と、人工弁処置済みの患者のみのリスクだと思っていたから、そんな重要なことはもっと早く言ってよ、と思った。

 

どうりで、歯医者の定期検診で毎回8錠もの抗生物質を飲まされるのを不思議に思っていたが、リスクの話と合点する。